2010年7月3日土曜日

【レポート/東京】防災ゲームをやってみよう!—みんなで学ぶリスクコミュニケーション—

【第21回気象サイエンスカフェ東京】

テーマ:防災ゲームをやってみよう!—みんなで学ぶリスクコミュニケーション—
ゲームファシリテーター:加藤順子(気象予報士)
日時:2010年6月7日(月) 19:30から21:00
場所: ちよだプラットフォームスクウェア

「防災」はひとりひとりの取り組みが大切とわかっていても、なかなか改まった時間を割けないもの。子どもだけでなく大人でも楽しく取り組んでしまえるというのが、防災をテーマにした対話型のカードゲーム「クロスロード」です。今回は、20名が5名ずつ4チームに分かれて行いました。

まず、災害時に直面する数々のジレンマが設定された質問カードをめくります。答えの出しにくい質問ばかりですが、全員が必ずYesかNoのカードを出して意見表明しなければいけません。多数派になるとポイントが得られるのですが、少数派の意見が尊重される仕掛けも用意されているため、YesかNoのカードを出すたびに歓声が上がり、質問を繰り返すごとに駆け引き味を帯びていきました。参加者同士が大いに自分の意見を語り合い、同じYesやNoの中にも多様な意見があることを感じ取ったようです。とにかくみなさんが楽しそうでした。今後も、ファシリテーターの養成講座や有志で防災気象版の開発をしたいと考えています。
(クロスロードファシリテーター 初級 加藤順子)



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