2009年2月5日木曜日

2月5日(木)【東京】世界から見た日本の冬―根本式冬の見方を教えます―/根本由紀子さん

【第15回気象サイエンスカフェ東京】

日時:2009年2月5日(木) 19:00~21:00(18:30開場)
場所:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン1階
喫茶室「カフェ・パンセ」 (明治大学博物館上)

  • テーマ: 「世界から見た日本の冬」 ―根本式冬の見方を教えます―
  • スピーカー: 根本由紀子さん(日本気象予報士会千葉支部)
  • 参加費:   500円(このほかに1ドリンクのご注文をお願いします)
  • 主催:   日本気象学会/日本気象予報士会
  • お問い合わせ/お申し込み: こちら (予約なしでもどなたでもご参加いただけます)

そろそろ、一年間で最も寒い時期を迎えます。
統計的には、毎年、1月下旬から2月上旬にかけてが、その時期ですね。 
皆様はいかがお過ごしでしょうか。 寒い寒いと、引きこもっていませんか?

さて、今回の気象サイエンスカフェ・東京は、「世界から見た日本の冬」 がテーマ。
話題提供者は、市井の気象予報士、根本由紀子さんです。
誰が名付けたか、通称 「ゴッパッパお姉さん」。
気象学会でも活躍中で、予報士仲間ではかなり有名な存在です。
ゴッパッパとは、500hPa高層天気図に現れる5880mの等高度線のことで、
真夏の太平洋高気圧の強い勢力を示し、これに上空が覆われると酷暑になります。

根本さんは、この真夏の象徴、「ゴッパッパ」 がとてもお好き。つまり、夏女。
その夏女がなにゆえ冬を語るのか。
それは、以下の自己紹介から明らかになります。

根本由紀子
北海道育ち
1. 暑い夏、暖かい冬が好き。
2. 気象事情を生活、とりわけ、衣生活に強く結びつけている。
3. それゆえ、過去の天気、気温を良く覚えている。

小学生の頃から、世界の気候に非常に興味を持ち、毎日、世界の気候分布図を見たり、気候グラフを描いたりしていた。

特に、北海道の冬の寒さを恨めしく思いながら、なぜ?なぜ?なぜ?と考えていた。ヨーロッパは高緯度でも冬が温いのはなぜ? 南半球は、なぜ、こんなに冬温暖なの?ものの本には、ヨーロッパは、暖流メキシコ湾流が高緯度まで流れるから、とある。しかし・・・・・・・・・・しかし・・・・・・・・・・南アメリカ大陸南部は、寒流しか流れていない・・・・・・・・・・しかも、大陸と陸続き、南極大陸に近い・・・・・・・・・・なのに、最寒月の平均気温は、札幌のそれより高い0℃以上!!なぜ?なぜ?なぜ???????????????

この答えらしいものを初めて理解したのは、気象予報士試験の勉強を始めて間もない頃だった。とのことです。

根本さんの目線は、いつも生活目線。 で、市民のみかた。その目線で、日本の憎い冬の寒さについてあれこれ調べ、ついにその秘密を発見しました。 そこで、「世界から見た日本の冬」。根本さんの脳裏に蓄積された様々な 「あの日の天気」 とともに、日本の冬の見方が披露されます。

見方がわかれば先が見えて、生活に、レジャーに、冬をアグレッシブに過ごせるでしょう。冬をどう乗り切るか、ではなく、冬をどう楽しむか、に変わるという訳です。家族や友人にシェアできる冬の知識が増えたりもします。

話題提供後は、参加者の皆さんともども、自由討論に移行します。たくさんのご質問、ご意見、コメントなどをお待ちしています。真冬に熱く語りましょう。

主催 (社)日本気象学会/日本気象予報士会
運営 気象サイエンスカフェ東京  お問い合わせは運営事務局 まで。