日時:2008年11月26日(水) 19:00~(18:30開場)
場所:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン1階
喫茶室「カフェ・パンセ」 (明治大学博物館上)
- テーマ: 「動く!地球温暖化―今後100年間の地球温暖化の推移を診る―」
- スピーカー:河宮未知生さん(地球環境フロンティア研究センター)
- 参加費: 500円(このほかに1ドリンクのご注文をお願いします)
- 申し込み: 予約なしでどなたでもご参加いただけます
昨年、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、
地球温暖化と人類の活動の因果関係などを広く知らしめた功績により
ノーベル平和賞を受賞しました。その因果関係の解明や今後の予測に、
地球環境フロンティア研究センターなど、日本の研究チームが大活躍しました。
世界でも有数の計算速度を誇るスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を駆使して、
地球温暖化シミュレーションが行われたのです。
人類史未曾有の大問題として取り沙汰されている地球温暖化問題。
様々な対応活動が国際間、国家、企業、各種団体、個人のレベルで既に始まっています。
しかし、その前に、地球温暖化は今後どのように進行していくと予測されているのでしょうか。
対策を考え、行うにしても、このことを正しく把握しておく必要がありますね。
今回お集まりの皆様には、全球の気温・降水・地表を覆う雪氷域・海水温の分布、
さらには海水循環の様相などなど、
気候・生存環境を決定づける要素が今後の100年間に亘って変化していく様子を、
グローバルな視点からリアルな動画で観ていただきます。
そのうえで、建設的な議論への発展を期待したいと思います。
話題提供と解説は、地球環境モデリング研究プログラム・グループリーダーの河宮未知生さん。
ノーベル平和賞の受賞に貢献した最先端の研究者の一人です。
さわやかで気さくなお人柄、将来を嘱望されている方でもあります。
さまざまな質問などにもわかりやすく応えていただけることでしょう。
河宮未知生 ( かわみや みちお )
(独)海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センター グループリーダー 理学博士
愛知県出身
大学: 1988-1990年 東京大学教養学部理科 I 類
1990-1992年 東京大学理学部地球物理学科
大学院:1992-1997年 東京大学大学院理学系研究科
学位: 1997年 博士(理学)取得
職歴:
1997年 東京大学気候システム研究センター中核的研究機関研究員
1999年 キール大学海洋学研究所(ドイツ)研究員
2002年 地球フロンティア研究システム研究員
2003年 同システム サブリーダー
2004年 同システム グループリーダーに採用
2004年 (独)海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センターグループリーダー(現職)
2008年 東京大学海洋研究所客員准教授(兼職)
専門分野:海洋物理、地球システム科学
著書:小池勲夫編「地球温暖化はどこまで解明されたか」(共著、丸善)
主催 (社)日本気象学会/日本気象予報士会
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