2008年3月11日火曜日

3月11日(日)【東京】増え続ける花粉—花粉飛散研究のいま—/村山貢司さん

【第10回気象サイエンスカフェ・東京】

日時:2008年3月11日(火) 19:00~(18:30開場)
場所:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン1階
喫茶室「カフェ・パンセ」 (明治大学博物館上)

■テーマ: 「増え続ける花粉」-花粉飛散研究のいま-
■スピーカー:村山貢司さん (財団法人 気象業務支援センター)
■参加費:   1,000円(このほかに1ドリンクのご注文をお願いします)  

寒い冬が過ぎて、またあの辛い花粉症の季節となりましたね。昔はほとんど問題にされなかった花粉症ですが、近年、花粉症に罹る人がどんどん増えてきています。

村山貢司さんは、奥様が花粉症に罹って とても辛そうにしているのを見て考えました。なんとかして花粉の飛散を予報できないものか……
そこで、一念発起。気象予報のやり方を花粉の予報に応用し、その予報に成功したのです。

予報の武器となったのは、「局地拡散モデル」……うーん。難しいイメージの言葉……ま、これについては、当日詳しくうかがいましょう。

以来、様々な花粉が飛び交う春から秋にかけて花粉予報が発表されるようになり、専用マスクや医薬品なども開発されて、花粉症に悩む多くの人々を救っています。

今や気象ビジネスの世界で大活躍を続ける元NHKお天気キャスターの村山貢司さんを囲み、国民的季節病の未来予想図について伺いましょう。

ようやく温かさが増して来た今日この頃。春宵一刻をカフェで村山さんを囲み、皆でワイガヤしませんか。


村山貢司

1949年10月生まれ
略歴:
東京都出身。
東京都立立川高等学校、東京教育大学農学部卒業。
1972年、財団法人日本気象協会入社
1996年に気象予報士資格を取得
2003年に日本気象協会を退社して気象業務支援センターに移籍。

気象、生気象、地球環境が専門分野で、特に花粉症の専門家として著名。
東京都花粉症対策検討委員会委員、林野庁スギ花粉動態委員会委員、
花粉学会評議員等を務める。1980年代よりNHKニュース7をはじめ
NHKの主要なニュース番組のキャスターを歴任し、2000年~2007年まで、
NHKニュースおはよう日本やNHK週刊ニュースの気象キャスターを担当していた。
また花粉や地球環境の専門家としてテレビ、新聞など数多くのメディアに出演している。

主要著書等:
「スギ花粉のすべて」(共著) (メディカル・ジャーナル社、1995年)
「異常気象―多発する裏に何があるのか」 (KKベストセラーズ、1999年)
「山歩きはじめの一歩(5)山の天気」 (山と渓谷社、2001年)
「そこが知りたい!気象の不思議」 (かんき出版、2001年)
「病は気象から―天気予報で病気予防」 (実業之日本社、2003年)
「登山技術全書(10)山岳気象入門」(共著) (山と渓谷社、2005年)
「猛暑、厳寒で株価は上がる?」 (経済界出版、2007年)
「最新データで読み解くお天気ジンクス」 (祥伝社、2007年)
「気象病」(日本放送出版協会、2006年)
その他多数

主催 (社)日本気象学会/日本気象予報士会
運営 気象サイエンスカフェ東京  お問い合わせは運営事務局 まで。