2011年1月30日日曜日

【レポート/in関西】航空と気象の関わり

【第4回気象サイエンスカフェin関西】
テーマ:航空と気象の関わり
スピーカー:金田芳彦さん(関西航空地方気象台予報課長)
日時:2011129日(土)

ゲストに関西航空地方気象台予報課長の金田芳彦さんをお招きし、航空機の安全運航を目立たないところから支えている航空気象の世界について話題を提供していただきました。スタッフを含めて31名の参加があり、会場は満席になりました。
風向きと滑走路の離着陸の方向の関係から始まり、霧、低い雲、気温、気圧、風、雨、雪、着氷、雷、乱気流、火山の噴煙・・・航空の運航に関係のある気象や航空気象官署の業務について、過去の航空事故の教訓をまじえながらお話をいただきました。内容は気象のほか「飛行機はなぜ飛ぶのか」「判断基準はあっても最後の判断はパイロット」といった航空力学や航空現場の話まで及び、一般の方も好奇心を刺激される内容でした。参加者からは航空気象の観測や予報精度などについて熱心な質問が出て、関心の高さがうかがわれました。