2009年8月6日木曜日

8月6日(日)【東京】黄砂が語る地球システム/三上正男さん

【第18回気象サイエンスカフェ東京】

日時:2009年8月6日(木) 19:00~(18:30開場)
場所:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン1階
喫茶室「カフェ・パンセ」 (明治大学博物館上)

■主催:   (社)日本気象学会/日本気象予報士会(共催)
■テーマ:「黄砂が語る地球システム」
■スピーカー: 三上正男さん 気象研究所物理気象研究部 室長
■参加費:   500円(このほかに1ドリンクのご注文をお願いします)
■お問い合わせ/お申し込み: こちら (予約なしでもどなたでもご参加いただけます)

春の風物詩とも言われる黄砂。大陸の砂漠や草原などの乾燥地帯で強風に伴い発生し、対流圏上部まで運ばれ,はるばる数千キロの旅をして、日本はおろか北米やグリーンランドにまで達することが知られています。

近年の研究により、この黄砂が、発生域の気象災害や大気環境問題としてのみならず、地球の気圏や水圏を成り立たせている様々な要素と絡み合いつつ、地球システムの一つの要素として,気候に深く関わっている事が分かり始めてきました。

黄砂は、砂漠でどのようにして生まれ、大気中をどのように旅をし、その途上でどんな変化を受けて、地球の気候システムの中で、どのような役割を演じているのか?今回のカフェでは、こうした新しい視点から、黄砂の多様な側面に迫ります。

今回のスピーカーは,三上正男さん、黄砂の発生を求めて中国タクラマカン砂漠、オーストラリアの砂漠、モンゴルの半乾燥草地などで観測を行ってきた,黄砂研究の第一人者です.

今回のカフェでは、日本では見られない砂漠の興味深い自然と社会の話題も交えつつ、黄砂の不思議な世界を探訪してゆきます.


三上正男(みかみ まさお)

大阪出身
1978年 気象大学校卒業 理学博士
現在 気象庁気象研究所物理気象研究部 室長
専門分野:気象学

主催 (社)日本気象学会 / 日本気象予報士会
運営 気象サイエンスカフェ東京
お問い合わせは運営事務局 meteocafe[at]yoho.jp([at]を@に置き換えてください)まで